映画館と録画とレンタル記録。ネタバレなしですが長いので各所畳んでおく。映画ネタへの反応ありがとうございますー! 今後の予定は7/7ジョン・ウィック2、8/11スパイダーマン:ホームカミング、8/25ワンダーウーマン、9/15エイリアン:コヴェナント、10/27ブレードランナー、11/3マイティ・ソー:バトルロイヤル、11/18ジャスティスリーグ、12/15スターウォーズ:最後のジェダイ。他にも見たいものはありますけど、そのあたりは行けることになれば。
ほぼ脳筋映画寸感
グリーンランタン ★★☆☆☆
あちこちで黒歴史だって話を見るのでどんだけクソなんだよと思ってたら、言うほどでもなかった
バトルランナー ★★☆☆☆
2017年が舞台のディストピアもの。安定のバカで役立たずなヒロインと微妙にキャラが合ってないシュワちゃん…という感想しか出てこないんだけど、なんとスティーブン・キング原作。Wikipediaによるあらすじを見ると全然別の話だったw
コナン・ザ・バーバリアン ★★☆☆☆
ジェイソン・モモア予習。これでもまだ細め。21世紀とは思えないほど古典的な脳筋ファンタジーだった。
X-MEN:アポカリプス / 再見。これまでのシリーズ(ZERO・SAMURAI含)全部見てからのこれはほんとに本当にグッとくる…。ちょいちょいこみ上げるシーンも多くて、アクションドラマ以上の満足感。またこのカートがかわいいっていうかかっこいいっていうか、すごく好き。
ジャングル・ブック / 再見。やっと吹替見られた。西田敏行のバルーが可愛すぎるのはもちろん、バギーラの石頭感もすごかったし、吹替は何よりアキーラのイケメン度が数倍に跳ね上がるw シア・カーンもイドリス・エルバだと筋力に物言わす暴君、て感じで伊勢谷さんだと神経質で残虐な暴君、て感じになる。そしてやっぱり泥が異常だよ!!!
ゴースト・バスターズ / 再見。2016年版リブート。やっぱり本当にいい映画。女の子のチームがゴースト退治に奔走するだけの話なのに、その点が理解されていないのが残念でならない。「女子が」とか「男女平等が」とかじゃなくて、これって「友情」のお話なのね。友達、仲間、チームの話。パティの台詞をよく聞いて! そういう目で見てもらえなかったことは返す返すも残念。そしてやっぱり字幕がいい!
ローガン ★★★★★★★★★★
X-MENは映画館で見れたり見られなかったりバラバラで、だけど一応全部見てきて10本目、感謝の意味も込めて初日に行ってきた。そして大泣きして帰ってきた。じゃなくて、帰り道も泣きながら帰ってきた。あっ、バイクなので大丈夫です(大丈夫じゃない)。直前にアポカリプス見るとかいう自殺行為をやらかしたせいで余計に刺さった。
場所によっては★1だらけ、「今までのシリーズと雰囲気が違う」「X-MENが活躍するストーリーじゃない」「大した盛り上がりもなくつまらない」「アクションがヌルい」「年寄りと子供の退屈なロードムービー」「ローガンが老眼」等々のレビューが大量に投稿されていますが、もし鑑賞を迷われている方がいらっしゃったら、ぜひぜひ★5のレビューとどちらも読んでみて比較してほしいです。
もし、これまでのシリーズのようなアクション大作でなければX-MENは見たくない! ということであれば、見ない方がいいと思います。
そもそも試写の段階で「オッサンが号泣」という評が少なからず流れてきてましたので、その層に深く刺さる作品であって、子供からお年寄りまでみんなで楽しめるバトルヒーロー物語ではない、ということだけ了解できていれば、それでもなお見てみようと思えれば、最高のプレゼントが待っている…と思います。ただこれは当然ながら過去9作は一通り視聴済みの方に限ります。本物のオッサンならともかく、初見で感動してウルウル~という映画ではないです。とても退屈で手間がかかって何ひとつ思うように出来なくなっていって…という「老い」そのものをじっくり描いています。それは楽しくて幸せな表現ではないです。痛みと苦しみと苛立ちと諦めを遠慮なく描いています。
タイトルは「ローガン」。X-MENでもウルヴァリンでもなくて、何かサブタイがつくわけでもなく、ただ「ローガン」という一言を選んだその理由は、じっくり物語を受け取ることでわかるのではと思います。それはローガンというキャラクターに対する深すぎる愛情と、それがゆえの残酷さ、責任感、そして彼へのこれ以上ない餞なんだと思います。
ラストシーンを見届け、そこまでは平気だったのに、エンドロールに入った瞬間に涙が止まらなくなってしまった。しかし、ローガンの結末がどういうことなのか、ローガンが本作のような結末になったということは、ローガンにとってどういうことなのか、それを思うと、17年間ローガンを作ってきた人々と一緒に彼に花を送ったような気持ちになれる気がしました。
上から目線は承知の上で敢えて、低評価レビューを見てくれ! と言いたい作品。その低評価レビューの文章がすべてを物語っているから、つまりこの低評価レビューを腹立ちまぎれに投稿しているような人々には理解できないような作品であった、それがどういうことなのか、彼らが罵倒しているその逆の場所には何があるのか、読み取れると思います。R15、もちろん子供にはわからんでしょうね。ある程度めんどくさい人生送ってきた人の方が腰を据えて見られるのかもしれない。
R15は主に残虐表現です。首が飛んで子供が殺されるレベル。グロはほぼなし。
アンブレイカブル ★★☆☆☆
これを見ておくとスプリットがより面白いと言うので見てみた。M ナイト・シャマランがどんでん返しの常習犯だと知らなければあるいは驚いたかもしれない…けど悲しいかな監督が彼だということで、どうせ最後に核心バレするオチがあるに違いないというつもりで見てしまうので、驚きという意味の新鮮さはなし。逆にオチありきだとわかってる分、それに至るまでの物語が冗長に感じる。作中の不確定要素に関してももちろん明確な描写や言及はないので、その辺は深く考えなくてもいいとして、結末に至るまでの主人公ふたりの物語も今見てしまうと特に際立った感もなく。17年前なら新鮮だったのかなと思うけど、シックスセンスの後の作品のようで…。これで心置きなくスプリット見られるので、そっちでこれがどう生きてくるかがとりあえず楽しみ…なんだけど、もしやという思いつきがいくつか出てるので、それが正解でないことを祈る。
↑ かーらーの ↓
スプリット ★★★★☆
アンブレイカブル見る
↓
スプリット見る
↓
明るくなるまで席を立たない
↓
シャマラァァァァァァァァァァン!!!!!!
とりあえずアンブレイカブル見た後の予想は完全に外れたのでホッとしているw おいお前ら大変だマカヴォイ祭だぞ!!! というツイを見かけましたがこれぞまさにマカヴォイ祭w 惜しみないマカヴォイ祭でしっかり燃え尽きることが出来る感じ。多重人格vsJKっていう煽りだったからサスペンス寄りかなと思ってましたが、閉所ホラー風モンスター映画、という感じ。ロケーションに関してはなぜか途中で勘付いたけど、あの最深部にあれだけのスペースが必要かどうかは少々疑問なのと、あれだけ改造されまくっていることに誰も気付いていない様子なのはどうなんだろうか。珍しい症例とはいえ実在する病を題材にここまでやっちゃっても平気なエンタメ界は正直うらやましい。しかもV3。
人格のうちのひとつ、ヘドウィグが非常に好きです。これは多分に「かまいたちの夜2 サイキック編」における主人公のイメージが影響していると思われますが、見た目と中身のアンバランスさ、主人公の女の子との関係性、そういう描写はなかったけど、ストックホルム症候群的展開もありなのではと少し思ってしまった。
アンブレイカブル見てからスプリット見た人が椅子から転げ落ちるほど驚いたという例のアレですが、今のところ4つ同格の候補があるにも関わらずタイトルがそれというのがまたちょっと怖め。アンブレイカブルの方の説、スプリットで現実になっている可能性、どうやってぶつけてどうやって混ぜる気なんだろう…シャマラァァァァァン!!!!!!
ズートピア ★★★☆☆(2.5くらい)
異様な高評価をよく目にしてたけど、これも「あー対象外なのに見ちゃった」だった。ツッコミ所はかなり多くて、だけどそれは確信犯なんだろうし、高評価勢への刺さり方なんかを見てるとほんとにジョン・ラセターこえーよ!w 「Try」を「努力」と訳したセンスは甚だ疑問なんだけど、一連のプロモーションからも察されるように、この路線から動く気はないようなので、今後の長編アニメーションはよくよく気をつけて見なければ…と肝に銘じます。ただし、これを強烈な嫌味と皮肉、俯瞰でゾッとする外にはみ出すエンタメと捉えるならば、そしてそれをわざと誤誘導させてそうとは見えないようにしていたのなら…★5つです。まあ、ないでしょうけどね。こっちが対象外だったから、だろうな。対象には大当たり、確実なヒット。大事なことだものね。先日もブツクサ言ったけど、わかってないはずないんだよ…あそこのシナリオチームがさ…突っ込むまでもないことを重ねて叩き込んでくる意味は…と考えると止まらないのでやめとこうw とりあえずGW公開は鬼門かもしれない。
ファインディング・ドリー ★★★★☆
こっちはすごかった。やっぱり同じジョン・ラセターが製作総指揮やっててもディズニーとピクサーじゃ方向性が違うんだなあ…と。ディズニーの方は「ディズニーがどう描きたいか」が基軸にある感じがするけど、ピクサーの方は「作品ごとにドラマを突き詰める」感じ。ニモの段階ではアドベンチャー色が非常に強くて、マーリンとニモの絆とかよりは子供の自主性だとかはみ出し者たちの共闘なんかにスポットが当たってた感じがあったけど、こっちはドリーを真ん中において言わんとしていることが重苦しすぎて、けっこうエグかった。終盤ドリーがひとりで喋っているあたりは怖いくらいだった。もちろん子供が見ればそんな風には感じないだろうけど、大人が見ると息苦しくなるようなシークエンスも多い。というかこれがピクサーでなくて、日本のもっと小規模なスタジオかなんかだったら確実にクレーム来てるんじゃないのと思うくらいにはエグかった。
ただしそのメッセージ性を「いじめダメゼッタイ」の方向に持っていかなかったことは素晴らしいと思います……が、色んな意味で伝わってませんねw 子供向けアニメーションの皮を被せてここまで描いた割には全体的に評価も低い。ドリーが鬱陶しい、が笑い話になるのはニモまでで、ここまで来てドリーが鬱陶しく感じてしまうのは少々怖いものがある。また逆にこの件を24時間テレビみたいな方向に捉えて鼻息荒くなってるのもそれはそれで怖いです。そういうプロパガンダ的表現ではないと思います。
公開時、「マッドマックスだった」「タコのハンクがイケメンすぎて大変」というツイートをよく見かけましたが、マジでマッドマックスでした。本当にマッドマックスでした。色んな意味で。 で、ハンクもほんとにイケメンだったw ニモは最初から吹替で見たのでこちらも吹替で見たけど、上川さんほんとに上手いですよね…。ただそれはもうすでに実績があるし意外でも何でもないんですけど、中村アンのデスティニーがすごくよかった! 台詞少ない案件かしら…と思ってたけどとんでもない! キャラクターにきちんと寄せてあって、不自然になりがちな息遣いや叫び声なんかもスムーズ、中の人を感じさせない演技が大変素晴らしかった。喋るキャラの中ではデスティニーとベイリーがお気に入り。めっちゃかわいい。室井さんもドリーのギリギリの変化をきちんと聞かせてくれるさすがの一言で、あの、正直少し怖かったっす…。
モンスター・ホテル2 ★★★★☆
やっと見た2! 2もめっっちゃ面白かった! 余計なお涙頂戴に走らずテンポのよいコメディに徹してるのが何より素晴らしい。テンポはいいけどスピードダウンさせてじわじわ来させたり、間とかちょっとした演出でも笑いを取りに来てるその貪欲さが憎い。今作の新キャラであるデニスはバカみたいにかわいいし、それぞれ割とダメなおっさんたちがわちゃわちゃやってるだけでもかわいいw 一方でストーリーの主軸になっているのは割とデリケートな問題で、当事者がいずれかの立場で見たら発狂するほどイライラするのではないかというギリギリさもあってなかなか侮れないw 相変わらず吹替のオリラジ藤森は上手い。ヒロインだけ少したどたどしいけど、これは字幕でも吹替でも安心して楽しめる。というかオリジナルはオリジナルで、吹替は吹替で、それぞれ違った良さがあるので二度おいしい! 鑑賞後にもっと見たい~! と悶えてたところ、既に3が決定しているらしく、本国来年公開とのこと。楽しみ! 今度は絶対見に行くよ!!!
ピクセル ★★★★☆(3.8くらい)
ショーン・ビーン目当てだったけど、いい映画でした。丁寧な映像化と欲張らずにコメディに徹した点と媚びない姿勢が◎。割と低評価なのが不思議なんですけど、某所のレビューにて「英語がわかるともっと面白い」「80年代の時事ネタを知ってると面白い」とあったので、見る方の知識量によって見えているものが変わるっていういつものアレだったようです。意外と詰め込まれているネタはブラックで風刺的らしいんですけど、悲しいかなこちとら英語も時事ネタもちんぷんかんぷんなのでその辺はさっぱりわからないw
ファンタスティック・プラネット ?????
とうとう見てしまった…。別に面白くはない…。独特のセンスが強烈な印象を残すので刺激が強いけれど、ストーリーは割とオーソドックスだし、これがキャラクター性の強いアニメだったら大した評価は得られなかったのでは。動く絵画といった趣が強くて美しいけどデザインは…という感じ。73年の作品だと思えば不思議はないんだけども。なんかこう、博識でオシャレにうるさい方が高評価しそうな感じ。